2012年8月31日金曜日

古谷八幡神社の関東大震災の記録


古谷八幡神社の境内には、関東大震災により大破した
社殿の復興計画が、次のとおり印されています。

 「・・・将来社殿修理ノ費用ニ當テントスル百年計画ヲ
 提唱シタルニ尽記・・・」

当時の壮大な計画を伺い知ることが出来ます。

大正十二年九月一日関東大震災ンノ為メ當社殿大破□□及ビ
其修繕費寄付募集ニ就テハ容易ナラザル苦心ヲ□メ□ク
工事ヲ完成シタル此経験ニ鑑ミ當裏山及び境内ニ植林
ヲ営ミ此資源ヲモッテ将来社殿修理ノ費用ニ當テントス
ル百年計画ヲ提唱シタルニ尽記ノ諸賢奮シテ此挙ニ賛同
シ夥気ノ苗木ヲ寄附セラル 記シテ後日ノ記念トス
(本文は縦書き、□は文字不明です。)




2012年8月15日水曜日

白山神社(ふじみ野市)に関東大地震の記録


ふじみ野市川崎、新河岸川右岸に鎮座している白山神社 に、
関東大地震の記録が残されています。
境内に有る鳥居由良記によると、「大正12年9月1日関東大
災は地方一帯を襲ひ一瞬にして鳥居の笠木を落とした
理した。その後地盤の緩み等から危険を感ずるに至っ
たため昭和47年1月社殿と共に修理された。」と記されてい
ます。
こうした、被害記録は貴重で被害の程度から当時の震度を
定できます。
笠木が落ちたので、震度6強、しかし、笠木が組み合わさっ
構造のため、震度5強~6弱と推定されます。